中学生の英語の勉強方法についてです。小学生では今でもローマ字や、基礎的な会話表現しか習いません。ゆえに今でも中学校ではローマ字の大文字、小文字に始まり、簡単な英単語から教えています。
中学生にとってはいきなり入ってくる科目ですので、少し難しいとすぐに諦めてしまう科目No.1です。慣れると簡単な英語ですから、是非正しく勉強をして下さい。
もくじ
単語と熟語は当たり前
単語と熟語に関しては、正直なところ完全なる暗記ですから、教える側も「覚えてね」と言うことしかできません。
覚え方にコツがある語もあるので、そういう語呂合わせのようなものを教えることはできますが、覚えられるかどうかまではわかりません。
こちらの記事に、単語と熟語の重要性は書いてありますので是非ご覧になってください。
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文の成り立ちを覚える
3語で英語はわかるという説明がこちらにあります。
中学生が英語をきらいになる理由|英語がわからない
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文の構成は非常に簡単です。日本語と少しずれているだけです。
日本語
~~は、~~を、~~します
主語+目的語+動詞
この順番でできています。それに対して英語はどうでしょうか。
英語
~~は、~~します、~~を
主語+動詞+目的語
この順番でできています。単純なことのようですが、この順番の違いがなかなか受け入れられないものなのです。
日本人がアジアでも英語が下手な部類と言われてしまう大きな理由、要素としてはこのように文の成り立ちそのものが違うからと言われています。
シナリオゲームを思い出す
お父さん、お母さん。シナリオゲームという遊びを小学校でしませんでしたか?別名、「いつ、誰が、どこで、何をしたゲーム」です。
これをもっと簡単にします。「誰が、何を、したゲーム」と考えて下さい。この3つの要素がわかるだけで言いたいことは伝わります。
- 彼は、本を、読む。
- 彼らは、ケーキを、食べる。
これらを英語の順番で考えれば
- 彼は、読む、本を。
- 彼らは、食べる、ケーキを。
こうなるだけです。ここで単語の重要性を思い出してください。単語がわからなければお金を持たないでプールへ行くのと同じでしたね。
そうです、せっかく文章の構成がわかっても、ここで単語がわからなければ意味がないのです。
ここで単語がわかるのであれば、あとはもう埋め込むだけで終わるのです。
- 彼は(He)、読む(reads)、本を(a book.)。
- 彼らは(They)、食べる(eat)、ケーキを(a cake.)。
以上で終わりです。つまり、単語さえわかっていれば、どんな文章であっても、ここに単語を埋め込むことが出来ます。
そしてその埋め込むだけでほとんどの作業が終わってしまうのです。だからこそ、それを理解してしまえば英語は急に簡単になるのです。
もちろん3単現のsや、普通名詞につくaやanなど細かい部分はあります。しかし大きな視点で見ると、もう文の構成は理解したも同然なのです。
2年生以降でも使える3単語
3単語からなる文法は2年生以降でも使えます。なぜならほとんどの文法が上記のように、主語+動詞+目的語でできているからです。
そして、やや難しそうに見える文章は、3つの中の主語が長くなっていたり、目的語が極端に長い(多くの単語で構成されている)だけのことです。
科目という考え方だけでは厳しいですが、以前触れたように、言語なのです。だからこそ、誰が、何を、したという3つがわかるだけで大丈夫なのです。
発展問題
上記にある、彼は、本を、読むで考えましょう。日本語で少々付け加えます。
彼は、昨日、図書館で、本を、読んだ。これは複雑になったかのように見えますよね。しかし、やはりこれはいたって単純なのです。
英語の作りでは、主語+動詞+目的語+修飾語(時や場所など)となっています。修飾語は「言わなくても大体の意味が通じる」けど、詳しく伝えるために使う言葉、と覚えておいて大丈夫です。
つまり、英語では伝えるべきことは全て先に言ってしまうのです。そして最後に修飾語を使って文を装飾します。
He read a book in the library yesterday.
いかがでしょうか。急にレベルが上がったように見えますね。しかし、説明にあるように、やっていることは至って単純なわけです。
過去形なのでread(リード)にsはつかず、read(レッド)になりますよ。
最後に
一度わからなくなると大変と思われている科目でありますが、これほど単純な文章構成の中で授業が3年間ずっと行われる科目です。
裏を返せば一度理解してしまえば他の範囲にも応用可能ということですので、まずは3語で文章を作る勉強方法を試してあげて下さい。お付き合いありがとうございました。