中学1年生の勉強の悩み 中学1年生英語

三単現(三人称・単数・現在)のsで躓いた子のために

三単現のsは、中学生が英語で最初に躓くポイントです。このつまずきポイントですが、最初のつまずきポイントというだけでなく、最大のつまずきポイントでもあるのです。

そしてこの三単現のsは高校受験、卒業後もつきまといます。

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三単現のSがわからない子の流れ

  • 三単現がそもそも何の言葉かわからない(三人称・単数・現在)
  • 三人称って何?(わからないまま時が過ぎる)
  • 二年生で助動詞を習う(動詞が常に原形だラッキー!)
  • 三単現のsがわからないまま過ぎていく
  • 三年生で関係代名詞を習う(三単現のsがわからないとお手上げ)

こんな流れでしょうか。多くの子がこの三単現のsでつまずきます。

日本語では、主語によって動詞の形が変わるなんてことありませんからね。言わば想定の範囲外の変化なのです。つまずくのも無理はありません。

私自身も、三人称、単数、現在の略語であることさえ知りませんでした。

また、正式名称がわかっても、そもそも「三人称」ってなに?という状態でした。

三単現のSがわからないと英語がつまらない

三単現のSというのは、とても厄介です。本当に中学1年生にとって天敵なのです。

なぜそこまでつまずくのかと言えば、やはり前述のように主語によって動詞の形が変わってしまうという概念が今までなかったからです。また、sのつけ方もスペリングによって変わります。

ただ単にsをつけるだけでは終わらない動詞もあるわけです。

細かいようですが、ステップが複数あることなので、意識が一か所に集中してしまうとどこかが置き去りになってしまい、凡ミスとなってしまうことも多いのです。

また、それだけではありません。

三単現のsというのは、自分で間違っているという自覚が持ちにくい、いえ、自覚が持てないのです。文章として意味は通りますし、単語の書く順番も間違っていません。

それでも動詞にsがついてないだけで容赦なく×がつきます。

その場その場で、何が間違っているのか誰かに説明してもらえればいいのですが、そうでない場合、何が間違っていてどこを直せばいいのかわからず、合っているところを直してしまうこともあります。

そうやって三単現のsが原因となり、英語の文章の書き方そのものまでわからなくなっていき、完全に迷路に迷い込んでしまう形で英語がつまらなくなってしまうのです。

三単現を知らないままでは・・・

はい、もちろん問題です。問題ではあるのですが、上記の表にあるように、過去形や、助動詞が出てくると、主語によって動詞の形が変わったりしません。

単純に過去形を使ったり、助動詞では常に原形を使えばいいだけになります。

つまり、ここでいったん、三単現のsから解放されてしまうのです。

私自身もよく覚えています。

「やった!三単現のsいらないじゃん!」

そう思いました。そしてそれは正しいのです。二年生の間は、あまり三単現のsを目にする機会がありません。もちろん、いつか問題だということに気付くわけですが、束の間の解放で安心してしまいます。

そして三年生になると再び現実に戻されます。この三単現のsを理解していないと、まるでお話にならない範囲が出てきてしまうからです。

ですから、つまずいたら、三年生になる前に必ず理解しておきましょう。

三人称とは・・・一人称、二人称から考える

この、「人称」という言葉ですが、正直、小学生の間で出てきた覚えがありません。

大人は当たり前に一人称と言いますが、中学生にとって「人称」という言葉は、初めましてであるケースも多いです。ですからそこを理解することに重点を置きます。

よく考えてみて下さい。「単数」と「現在」なんて簡単なんですよ。「三人称」なんていう、難しい言葉が頭にあるから、三単現全体が難しく感じてしまうのです。

中学生の英語において、「人称」は、主語のことだと考えて構いません。そして、主語とは最初に動詞が出てくるまでを指します。

  • 一人称・・・I(We)だけ
  • 二人称・・・Youだけ
  • 三人称・・・それ以外全部

これだけのことなのです。理解してしまえば本当に簡単ですね。

ポイントは「だけ」を強調してあげて下さい。

少し考えれば非常に簡単なことです。一人称と言えるのは「自分」しかないのです。Weのように自分を含む単語も一人称と言いますが、英語においては「I」だけと思っていてもいいです。

なぜならWeを三人称だと誤って覚えていても、Weは複数なので、三単現のsをつけてしまうことはないからです。

そして二人称は「相手(あなた)」しかないわけです。

つまり世の中の主語は三人称ばかりなのです。ですから三単現のsをつけるというミッションがあるとしたら、最初の「三人称」という部分を突破することは簡単なのです。

それなのにこの三人称という部分の言葉に慣れていないため、多くの人がつまずきます。

単数と現在は言葉のまま考える

三人称さえ理解してしまえば、その後は

  • 単数とは・・・1つ、1人のこと
  • 現在とは・・・現在形の文であること

この2つを理解すればいいだけですので簡単ですね。

英語の文章の主語が三人称であり、単数、なおかつそれが現在形の文である時、動詞にsがつくということです。

三人称については言葉の意味さえ理解出来れば簡単にわかることと思います。

そして単数(1つ、1人)というのは当たり前にわかることであり、現在形の文章かどうかという点についても、文末が「します」か、「しました」、「するつもり」などの違いですぐにわかります。

三人称・単数・現在というように3つを同時に判断しなければいけないため、ハードルがすごく高いように感じますが、その1つ1つの内容は決して難しくなく、むしろ簡単なのです。

Sのつけ方

単純にsをつけるだけならいいのに・・・そう思いますよね。いくつかパターンがあるだけですので、暗記してしまいましょう。

  • 大半の語・・・sをつけるだけ
  • s,ch,sh,o,xで終わる語・・・esをつける
  • 子音字(a,i,u,e,o以外)+yで終わる語・・・yをiに変えてesをつける
  • have・・・hasになる

ゆっくりでもいいので、よく覚えておきましょう。

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最後に

中学校最初の英語のテストは平均点が70点や80点にもなるくらい簡単なものですが、私は45点でした。その後、三単現のsが出てきた頃には手がつけられないほどでした。

早い段階で文章の仕組みを覚えれば、英語はすぐに出来るようになります。

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