私が中学生だった頃は本当に勉強が嫌いでした。学習塾に通い始めたのも、数学で17点を取ったことで親に慌てて行かされただけでした。
しかし人生とは面白いものですね。その時、その学習塾に通うことになった結果として、今の私があるのだと思います。
もくじ
学校の授業は怖い
数学で17点を取った後ですが、学校の数学の授業で3a+2b-a+3bという問題を当てられました。そこで私は7abという答えをしてしまいました。もちろん正答は2a+5bですから、全然違いますよね。
それだけなら良かったのですが、数学の先生は私の答えを使って説明をしてきました。
ハシビロ、お前は人間と豚を一緒に計算するのか?aを人間、bを豚とするなら、お前の答え方だと、2人の人間+3匹の豚-1人の人間+3匹の豚=7ニンゲンブタになるんだぞ
これでクラスは大爆笑です!本当に大爆笑。私は恥ずかしすぎてさらに数学が嫌いになりました。また、放課後も所属する野球部で同じクラスの友達にそのことを部活仲間にバラされました。
それ以降他の科目でも当てられるのが怖くて本当にドキドキしてしまうようになりました。
しかし、よくよく思い返してみるとこの先生の説明は非常にわかりやすいものでして、この範囲を説明するには最適と言ってもいいようなものだと教える側になってから気付きました。
私は学習塾での授業で、この私自身の経験を笑い話として伝えながら生徒にこの説明をするようにしています。笑われたりからかわれたりするようなことがあっても、大人になったらこんなに笑って話せるんだよ、という意味も同時に受け取ってもらえているといいな、と思います。
テスト前は親子喧嘩
塾には通ったものの、あまり勉強をした覚えはありません。塾に行くだけで少々勉強をしたつもりにもなっていましたし、終わった後に友達と遊ぶことが楽しみで行くようなものでした。
当時は個別指導の塾はほとんどなく、集団授業でしたので、終わった後にコンビニ等にみんなで行くというのはよくあることでした。
テスト前は家でも勉強をするように母に言われました。しかしなかなかやる気になりませんでした。
テスト前恒例の光景でした。また、少しやろうと思うと母に問題を出してもらったり手伝ってもらいました。しかし、そこでも親子喧嘩が・・・
今考えると、手伝ってもらう側のくせに非常にわがままで偉そうですね。本当に申し訳なかったと思いますし、とても感謝もしています。この会話を見て、いかがでしょうか。
思い当たる節がありますか?でも大丈夫です。これはどこのご家庭でも繰り広げられている光景であり、特別なことではありません。
尊敬する先生との出会い
3年生になり、塾の先生が変わりました。地元では大手の学習塾でしたが、毎年先生は変わり、夏期講習などの講習会でも知らない先生がくるようなスタイルでした。
数学は新しい塾長先生でした。英語は少々怖い女性の先生でした。とてもフレンドリーに接してくれる塾長先生は、甘い面もありますが、生徒の気持ちを理解してくれるとても優しい先生でした。
ある日、英語の女性の先生が来られない日に、他の校舎から代わりの先生が来ました。私は英語が苦手だったから、当てられるのは嫌だったのですが、その先生に当てられた時、たまたまわかりました。
すると、「すごいねぇ、これわかるんだ」と褒めて下さいました。その時間では他にもいくつか褒めていただき、とても気分が良くなりました。俗にいう褒められて伸びるタイプだったのだと思います。
それ以来勉強することも楽しいと思うようになりました。塾長先生は、わからないところがあると残ってわかるまで教えてくれました。これなら勉強も頑張れる!そう思いました。
今の時代は学習塾だけでなく、様々な形で先生と出会うことが出来ます。あなたのお子さんにも素敵な先生との出会いが待っているといいですね。
家にいながらインターネットを使って家庭教師をお願いすることも出来ます。
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それから・・・
しかし学習塾というのはもちろん営利団体です。塾長先生が残業をするとお給料が発生しますね。しかし塾長先生は好意で残って下さっていました。私たちに別途授業料は発生しません。
そうなるとやはり、本部が黙っていないのです。塾長先生が親身になってくれればくれるほど、大人の事情というものがそれを遮ってしまうようになりました。
このことについてはまた次の機会に触れたいと思います。