前回は学習塾で授業料以外にかかる料金についてご説明しました。お読みになっていない方は是非こちらもあわせてご覧下さい。
授業料(月謝)以外にかかる費用|個別指導学習塾・集団指導進学塾編
一時期、個別指導は1コマあたり4000円を超えるかなり高額の授業料でした。しかし、ここ数年では価格がやや落ち着き、そこまで高額な個別指導塾も少なくなりました。 一時期高額だった個別指導塾が値下げをした ...
それでは家庭教師について説明させていただきます。
もくじ
授業料以外の費用とは
学習塾の時も触れましたが、家庭教師の料金も、見える料金は以前よりも安くなってきています。しかしその反面、広告やホームページで簡単には見えない料金が出てきてしまいました。
家庭教師も、授業料という面ではやはり安くなったので、この料金で生活していくのは厳しいように思います。そのため、授業料以外に費用がかかるのはある意味仕方ないことかもしれません。
ただ、やはり問題は、問い合わせをする前の段階でその料金が、見えない料金となってしまっている点かと思います。
家庭教師の見えない料金
- 講師交通費
- 講師紹介料
- 講師管理費
- 高額なテキスト(教科書)費
主にこの3つがかかることが多いです。例えば、テキストを買うことで、講師管理費が免除されたり、講師管理費を毎月支払えば高額テキストを買わなくても良いなど、様々なルールがある会社もあります。
学習塾と違い、各家庭にお邪魔して授業を行いますので、教室維持費や、冷暖房費はかかりませんが、やはり積み重なると高額になってしまいます。
講師紹介料とは
あなたのお子さんに適した先生を紹介するのにかかる料金が、講師紹介料になります。
「なんだよそれ!ぼったくりじゃん!」
そう思いましたか?実は私も家庭教師会社で働いている時、そう思ったこともあります。しかし、これは家庭教師会社だからこそ出来ることなのです。
多くの講師が在籍しているからこそ、適した先生をその中から選ぶことが出来るのです。かかるのは1回限りの料金ですので、ここは目をつむっていいところだと思います。
しかし、あくまで「紹介料」なので、講師を変えて欲しいという時は、再度料金がかかってしまうことに注意です。
そうならないためにも・・・
無料体験授業の際、きちんと要望を伝えて下さい
- 男性と女性どちらか
- 学生でもOKか
- 受験生を教えた経験はあるのか
- 年齢はどのくらいがいいか
- 交通費は1回いくらまでにして欲しい
最低限、これだけは伝えるようにしましょう。
講師管理費とは
正直なところ、こちらは少々疑問な制度ですね。あなたのお子さんを教えている先生のことを管理するための費用として、毎月1万円程度かかってくるところも多いです。
少々強引ながら、これが学習塾にある、教室維持費や、冷暖房費の代わりになるのかも知れません。
私も管理されてた経験があるということですね(笑)何を管理されていたかについては一切わかりませんし、生徒のお母さんから、こんな料金もあったのよ、と笑い話で聞きました。
その後調べてみると、多くの家庭教師会社である制度でした。
高額テキスト費とは
どんな先生が教えても、差が出ないよう考えて作られたテキスト・・・らしいです。これは特定の家庭教師会社のことを言っているのではありません。
このような方法は多く使われているのです。
個別指導塾がオリジナルテキストを生徒1人1人のために作ろうとするように、家庭教師会社は、先生1人1人違うから、先生のためのテキストを作って高額で売るのです。
ここで少々驚くのは、中学1年生で契約する際、3年間分のテキストを購入させ、それを月々の分割にするという売り方があるということです。
そしてそれをすると、講師管理費等がかからなくなるような特典も。
ついつい、買ってしまいたくなりますが、待って下さい。3年間絶対やめられなくなってしまいます。
テキストよりも講師の技術、教え方の方がはるかに大事です。
ここは冷静に、テキストよりも講師管理費を選ぶことも視野に入れておいて下さい。
料金がわかりやすいオススメの家庭教師はないの?
料金を明確にしている、安心な家庭教師についてきちんと調べました。責任を持ってオススメ出来るのはこちらになります。全料金を明確にしてくれている数少ない家庭教師会社です。
関東地域で勉強嫌いな子におすすめの家庭教師会社です。サイト上部やや右側に「料金について」とあります。クリックすると全て見ることが出来ます。まずは無料体験も出来ます。
西日本地域の場合はこちらです。こちらは料金が「大体〇万円くらいのケースが多いです」という表記なので、明記ではありません。「資料請求」を先にしてから無料体験に移る方がいいですね。
インターネット家庭教師はさすがですね。サイト左側で少しスクロールしたところに料金表があり、クリックすると見られます。「記載料金以外はいただきません」「費用は授業料のみ」と明記してあります。
こちらは必ず先に無料体験授業をして、インターネットでの授業がお子さんに合うかどうか試してみて下さい。
どちらの無料体験学習や資料請求をする場合も、メールなどの痕跡が残るよう、電話よりもWeb申し込みをする方がオススメです。
最後に
2回に渡り、教育業界の暗い部分をお見せしてしまいました。申し訳ありません。しかしながら、これから学習塾、家庭教師をお願いするご家庭が増える時期です。
後々、「こんなはずじゃなかった!」とならないよう、このタイミングで書かせていただきました。ご質問等ございましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談下さい。