英会話教室の需要は年々高まっています。日本人はアジアでも英語が上手ではないと言われています。そのため、多くの企業でも英会話教室へ通うことを推進しています。
子どものうち、小中学生のうちから英会話に慣れ親しむのは非常に大切だと思います。
小学生・中学生の英会話教室とは
多くは、本格的な英会話ができるようにというわけではなく、学生のうちから「会話」としての英語を勉強することが目的になります。学校で習う英語とは大きく違います。
時々、「英会話に行かせてたのに学校の英語のテストが取れないんですよ!」と入塾時にご相談を受けます。しかし、これはよくあることなのです。
英会話教室では「会話」を、学校では「文法」を習います。もし、子どもが頭の中でうまく整理ができなかったら、学校のテストの点数はずっと取れなくなってしまいます。
会話と文法の違い
今回も日本語に置き換えて考えてみましょう。お父さん、お母さん。ご家族や、親しい友人とお話する時に、どのような会話をしますか?もちろん会話言葉、口語体でお話しますよね。それも砕けた会話を。
会話「私、明日イオンモールに子どもと行くんだけど、Bさんも休みだったら子ども連れて一緒に息抜きしに行かない?」
少々極端な話ですが、これを丁寧な日本語文法、文語体で考えてみましょう。
文法「私は、明日、イオンモールに子どもと一緒に行くつもりです。Bさんはお休みでしょうか?もし、お休みだとしたら、子どもを連れて一緒に行きませんか?息抜きにもなると思います。」
いかがでしょうか。会話が出来るようになっても文法が出来ないという子の気持ちもわかりますよね。そして、砕けた会話に慣れてしまった人ほど、丁寧な言い方は硬いイメージで苦手になりがちです。
書く力にも疑問
会話をする上で、文字は必要ありません。一切必要がありません。ですから、英会話の授業の大半は、話し続けることです。聞いて、答えて、聞いて答えることに尽きます。
そしてこれほど英会話をマスターするのに適した授業はないというほど、素晴らしい授業方法だと思います。しかし、これではどんどん学校のテストとは離れていきます。
学校のテストはリスニングテスト、ヒアリングテストを除けば全てが書き問題です。単語は書けて当たり前、熟語も書けて当たり前という前提でテストが作られます。
しゃべるならこの( )に何が入るかわかるけど、書くとなると書けない。そんな悩みも出てきてしまいます。
日本でも、子どもは3歳までに会話はほぼマスターするとこちらで書きました。しかし、文字はほぼ書けませんよね。ですから英会話に通わせても学校のテストへの影響はそんなに大きくないのです。
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英会話と英文法をバランス良く
英文法なんていらない、学校の英語なんていらない。だから英会話をしっかりやりなさい。そういう言葉、そこそこ目にします。本当にそうでしょうか?
高校に行くとどのような英語の授業があるかご存知でしょうか?もちろん、会話の授業もあります。しかし、Writingで書きの力をメインで問う授業があります。
grammar(グラマー)といって、文法の授業もあります。readingといって、読みの力を問う授業もあります。残念ながら、大学を卒業するまでの英語では、読み書き、文法の力の方が重要視されるのです。
就職後を考え、英会話を重視したくなる気持ちもわかりますし、とても素晴らしい考えだと思います。ですから、英会話を習うのであれば、是非普通の学習塾や家庭教師での英文法も一緒に習わせてあげて欲しいというのが私の考え方になります。
何事もバランス良くやることで、効果は何倍にもなりますからね。
最後に
前述のように、英会話に通うというのは非常にナイス選択だと私は思います。気を付けるポイントは、英会話に行くことと学校の成績を完全に別物として考えなければならないことです。
英会話で会話力を付けつつ、学習塾、家庭教師で英文法のフォローをしてあげられれば、これほど心強いサポートはありません。
悩み相談等ありましたら、ご遠慮なくお申し付けください。お付き合いありがとうございました。