久しぶりの更新になってしまいました。中学3年生を持つご家族は一丸となって頑張っている時期でしょうか。
お子さんが志望校をまだ決めることが出来ず、お母さんが焦っていませんか?
ちなみに私はこの時期に明確な志望校を決めていませんでした。
志望校は何で決めるか
以前も少し触れましたが、志望校というのはそんなに簡単に決められるものではりません。
とても大切なことだから決められない・・・という考え方も出来ますが、もっと大きな理由があります。
それは、志望校を決める理由・・・決め手があまりにもないのです。
お父さん、お母さんご自身がなぜ出身校を志望したのか、そしてその志望校を決めた時期がどのくらいであったか、覚えていますか?
その頃、ご自身の親御さんと言い争いになったりはしませんでしたか?
もしもそういう記憶が少しでもあるのであれば、静かに見守ってあげましょう。
- 先輩が行ったから
- 兄や姉が行ったから
- 近いから
- 楽そうだから
- 校則が緩いから
- 制服がかっこいい・かわいいから
- 修学旅行の行き先が良いから
大体こんなものですよ、志望校を決める理由なんて。中には立派な理由を持った子がいるのも事実です。
- 部活が盛んで文武両道出来そうだから
- 英語に力を入れていて、将来につながりそうだから
このような理由で決められるならば良いのですが、そうでないのなら、この時期で決まってようが、この後に決めようがそこまで大きな差などありません。
そしてその志望理由が素晴らしいから受かる、良くないから受からないというわけでもありません。
ですから、周りが焦って「自覚を持ちなさい」「早く志望校くらい決めなさいよ」
と言うのは逆効果にしかなりません。
「〇〇くんだって決まってねぇよ」
「私だけじゃないよ決まってないの」
こんな風に返ってきて、喧嘩になるのが目に見えてますからね。
学校が受験色に染まる
いよいよ受験前最後の定期考査の時期が近付いてきていますね。
実際この定期考査の前に三者面談を行い、終わった後に仮内申が出され、12月の上旬には再度三者面談を行うという流れの学校が多くなっています。
その際にはWもぎやVもぎの結果を参考に色々と担任の先生と話すことになるでしょう。
今回の定期考査が終われば、学校はもう完全に受験モードとなります。
雰囲気そのものが変わってくるのです。
受験に向けての意識が高かった生徒はさらに意識を高め、クラス全体に引き締まった空気を作ってくれます。
それに刺激され、ついには志望校を決めた!という生徒が増えてきます。
そしてそういう友達との会話の中で、なぜそこに決めたのか、などなど受験関連の話や、高校で何をするか、などの話が本当に自然と増えてくるのです。
この「自然と」というのが大事な部分なわけですね。
自発的という部分なわけですが、勉強にしても、志望校にしても、何にしてもやらされるうちはなかなか結果も出ませんし、何よりすぐに反発し、喧嘩になってしまいます。
さすがに12月の中旬になって決められないようだと、徐々に焦りが出ても仕方ないですが、あくまで併願推薦や、私立の志望校を決める必要性があるとだけ覚えておいて下さい。
都立高校や県立高校などの公立高校に関しては1月に推薦受験をし、その後に志望校を変えてもいいわけです。
また、一般受験で願書を出した後も、願書の取り下げ、再提出という制度もきちんと正式なルールとしてあるわけですから、受験ギリギリになって変更することも認められているわけです。
ですから、周りは焦ってはいけないのです。ただそれでも焦ってしまうんです、というのが親としての心境であることはわかります。
ではその焦りを少しでも抑えるために何をしたらいいか。
それは少しでも地力をつけるために勉強してもらうことです。
それも喧嘩になるようならWもぎ・Vもぎを受けに行かせて下さい。
公立高校の受験は形式が毎年そっくりなので、もぎを繰り返す受けるだけでも慣れてきて、成績は向上しますので。
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まとめ
定期考査が終われば受験モード・・・ですが!まずは目の前の定期考査をきちんと勉強して乗り越えましょう。
受験モードになれば、今までとまるで違う勉強形式が待っています。
残しますところあと3か月強です。頑張りましょう。