夏期講習

中学2年生で夏期講習に行くべき生徒はどんな子か

今回は中学2年生の夏期講習についてです。中学2年生では夏期講習から入塾する生徒も少しずつ増えてくる印象です。では、どんな子が夏期講習に通うべきなのでしょうか。

6月にもなれば夏期講習の募集チラシも多くなってきて、7月には急いで決めないとと思い、焦ってしまうことも多いです。ゆっくりと落ち着いて夏期講習の必要性について考えてみて下さい。

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中学2年生が夏期講習で勉強することとは

これはどの学年にも共通していることですが、夏期講習というのは復習をすることがメインとなり、予習をすることはあまり一般的ではありません。

ですから、そういう意味では「イマ」まさに学校の勉強につまずいていて、少しついていけてない、学校の授業がつまらない、楽しく受けられていない。

そういう風に感じている生徒には是非夏期講習を受けて欲しいところです。

勉強というのはもちろんわからないとつまらないものですし、つまらなくなってしまえば授業を受けるのも嫌になってきて、先生の話をあまり聞かなくなってしまいがちです。

そしてそうなるともっとわからなくなり、授業が本当に嫌になってしまいます。

そうなる前に対処してあげることで、学校の授業がまた楽しくなる可能性もあります。

中2夏期講習の数学

中学2年生の夏期講習、数学で勉強することは、まず単項式と多項式です。

計算そのものは難しい範囲ではありません。

ただ考え方という意味では国語の要素も含まれるため、難しいと感じる子もいるかも知れません。計算は難しくないと書きましたが、見た目はけっこう派手なので、難しそうには見えます。

特に単項式の乗除という範囲は派手なので、見た目で嫌気が差してしまう子もいます。

連立方程式

こちらはつまずく子が多いです。本当に多いですね。

ポイントとしては、実はこの計算も大して難しいわけではないのに、とてつもなく面倒で難しそうに見えてしまうということです。そのため、「出来なそう」と感じてしまう子が多いのです。

部活の試合などで、相手が上手そうに見えると萎縮してしまい、実力が出せなくなってしまう・・・そんなイメージの範囲かと思います。

1年生の頃、一次方程式を習いました。

確かに一次方程式の発展なので、連立方程式の方が難しくなるのは事実なのですが、実は1つ1つの計算というのは一次方程式の時となんら難易度が変わらないものになります。

しかし答えが出るまでのステップが一次方程式と比べて5倍くらいあります。

つまり、簡単な作業が1回で済んでいたものを、5回連続でその作業をしなければいけなくなったということです。1回の作業ならミスが出なくても、5回連続でミスをしないようにする。

そう考えると確かに間違いが出るのもわかりますね。

ここは解き方を習ったら、その後はとにかくひたすら練習をして、ミスを少なくする作業になります。

そのため、最初は教えてくれる人がいないと出来ませんが、その後の練習は家で一人でやることも十分に出来ます。なので計算が苦手というだけでは夏期講習が必須というわけではありません。

文字式の利用(証明)

こちらが中学2年生で夏休みまでに習う範囲の中ではボスとなる難しさです。

式の利用で証明問題を解くものと、等式の変形と呼ばれる範囲がありますが・・・こちらは両方ともかなりの難易度となっていて、つまずくというより、転ぶ子が続出します。

脅かすわけではありませんが、等式の変形が出来ないとこの先厳しいです。

また、文字式を使った証明問題は、テストが終わればいったんは開放されることになりますが、後半になれば図形の合同証明問題も出てくるので、論理的な考え方はついてまわります。

また、3年生になればこの文字式を使った証明の発展問題が出てきます。

そして・・・

東京都立高校受験では毎年この文字式の利用で12点分(基礎5点、証明7点)出題されているのです。転んだままにしておくと、受験にまで影響が出てくる範囲となるわけですね。

「東京じゃないから平気かな」と思わないで下さい。

ここの範囲は数学的な考え方として非常に重要視されている範囲ですので、ほとんどの県立高校、多くの私立高校で出題される傾向になっています。

完全にわからないまでも、考え方というものはきちんと理解しておいて下さい。

こちらの文字式の利用についても、出来るだけ早い段階で無料授業動画を配信しようと思いますので、チャンネル登録をしてお待ち下さい。

塾などで1回、2回と説明を聞いただけでわかるような単元ではないと思いますので、動画を使って繰り返し見て、覚え、練習して出来るようになることが大切です。

中2夏期講習の英語

中学2年生の夏期講習で習う英語は、過去形や過去進行形、そして助動詞になります。

過去形に関しては、中学1年生の最後の方で規則動詞の過去形を習ったと思います。

それが中学2年生になると、不規則動詞を使った過去形を習うことになります。

しかし、文章構成、文の作り方に関しては決して新しいわけではなく、規則動詞の過去形と全く同じになります。そのため、大事なのは単語を覚えられるかどうかという点になります。

中学1年生の時に習った文章構成の基礎が出来ていれば、恐らく簡単に思えるはずです。

なぜなら過去形になれば、皆が大嫌いな三単現のSが出てきません。

「三・単」まではいくのですが、何せ過去形ですから「現(現在)」の部分が絶対に出てこないので、動詞にSがつくことはなく、毎回過去形を使えばいいだけになります。

ただもちろん三単現のSについては、復習しておいて下さいね。

三単現のS
三単現(三人称・単数・現在)のsで躓いた子のために

三単現のsは、中学生が英語で最初に躓くポイントです。このつまずきポイントですが、最初のつまずきポイントというだけでなく、最大のつまずきポイントでもあるのです。 そしてこの三単現のsは高校受験、卒業後も ...

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助動詞の文

助動詞の文に関しても、新たにつまずく子はそんなに多くありません。

1年生の最後の方に、こちらもまた「can」の文を習っています。

そして他の助動詞の文でも、文章構成は全く同じになるので、新しいことはしません。

それにこちらに関しても動詞は必ず原形を使うということで、三単現のSという概念は存在しません。皆三単現のSにより英語にげんなりしていたところなので、ここでむしろ簡単に感じるのです。

こちらも不規則動詞の過去形と同じように、助動詞の種類、意味などをきちんと覚えられるかという部分が焦点になるので、家できちんと暗記を頑張るだけでも良いと思います。

ご覧のように、英語に関しては2年生の夏休みまでに特別難しい範囲は出てきません。

ですが、夏休みが明けると、うって変わって突然難しくなるのが英語です。

特に比較級・最上級が出てくるタイミングで、突然大きくつまずき、転んでしまう子が続出します。そのため、夏期講習の時期は数学が原因で入塾する子の方が多く、秋頃には英語がわからなくなって入塾をするという子が増える傾向にあります。

夏期講習で塾に行くべき子とは

ここまで書いてきたように、数学はいきなり難しい範囲、難しそうに見えてしまう範囲を勉強するので、パニックになってしまう子も多くいます。

また、中学1年生の11月頃までは数量を勉強していて、わからなくてつまずいていた子も、12月、1月になり図形に移ったことで安心してしまっていた可能性があります。

それが中学2年生になり、再び苦手な文字式、一次方程式のそれぞれの応用、発展問題に遭遇してしまうことになるわけで、それはもう嫌で嫌で仕方なくなってしまう子もいるはずです。

私も本当にここが苦手だったので、そういう子の気持ちがよくわかります

学校の授業も誤魔化し誤魔化し効いている状態でしたからね。

数学は夏休み明けもまだまだ手が緩みません。

今度は一次関数といって、比例・反比例の発展した範囲になりますので、1年生の頃、ここを疎かにしていた子はまたもパニック要素となってしまいます。

また、一次関数では連立方程式の知識も、等式変形の知識も必要となります。

ですから、ここの範囲を誤魔化したままだと、どんどん深みにハマってしまう恐れがあります。

ここまでの数学の範囲でちんぷんかんぷんとなってしまっている子は、夏期講習だけでも塾に通い、いったん追い付けるようお願いした方が良いと私は考えます。

夏期講習が必須ではない子とは

数学に問題があまりない子は、英語が少し苦手でも今焦って夏期講習に行く必要はないと思います。

英語に関して言えば、上記の三単現のSの動画を何度か見て理解してもらえれば、現時点ではそれ+基礎英語くらいで十分だと思います。

それから、中学2年生の夏休みというのは、3年生も引退し、部活に最も一生懸命になる時期かと思います。打ち込めるものがある生徒は、無理をして夏期講習に通う必要はないと思います。

勉強ももちろん大事ですが、一生懸命になれるものという存在もとってもとっても大事ですからね。

最後に

当サイトでは無料で授業動画を配信しています。夏期講習で必要となる範囲に関しても順次配信出来るよう頑張っていきますので、夏期講習に行けないけど勉強させておきたい。

そう考えているご家庭、塾で聞いてもわからなかったというお子さん、机に向かうよりスマホやパソコンに向かう習慣のあるお子さんたちは是非、授業動画を活用して下さい。

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